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TSMC、ラピダスに続け! ペロブスカイト太陽光発電が新潟を変える? ~日本における最高権威・東大 瀬川教授が明かす「企業誘致に必要なこと」~

2026年11月04日

学びの知っ得

近年、脱炭素社会やカーボンニュートラルの切り札として、大きな注目を集めている「ペロブスカイト太陽電池」。新潟商工会議所では、東京大学名誉教授・工学博士の瀬川浩司氏をお招きし、次世代エネルギーの現状と、新潟が持つ大きなビジネスチャンスについてご講演いただきました。概要は以下の通り。


【動画(アーカイブ)はこちらから】
https://youtu.be/F0brMhbsZ_w

 

1.次世代の太陽電池「ペロブスカイト」とは?

  • 軽量かつフレキシブルなモジュールやシースルーモジュールも
    従来の重く硬い太陽電池のイメージを覆し、曲面や工場の屋根など、これまで設置できなかった場所への導入が可能に。シースルーモジュールやオリジナルデザインモジュールもある。
  • 高い発電効率
    実験室レベルでは変換効率が28%に達し、従来の結晶シリコンを超えるポテンシャルを秘めている。
  • 日本の資源・技術が活きる
    発電に不可欠な「ヨウ素」の生産において、日本は世界トップクラスのシェア(約25〜30%)を誇り、原料から生産まで日本の強みが発揮できる分野です。

 

2.なぜ今、新潟にチャンスがあるのか?

  • ヨウ素と地域資源の活用
    新潟県内(特に地下水くみ上げ等)にはヨウ素資源や関連するサプライチェーンの素地があり、新たなビジネス展開の土壌がある。
  • 農業との共生(ソーラーシェアリング)
    新潟の広い農地や耕作放棄地を活用し、従来の重い架台を使わずに農業と発電を両立させる新しいビジネスモデルが期待される。雪国・寒冷地ならではの適性についても言及された。
  • 国の強力なバックアップ
    政府の第7次エネルギー基本計画(2040年目標)に向け、サプライチェーン構築や実証事業に数千億円規模の予算措置・補助金が用意されており、参入の絶好のタイミングとなっている。

 

3.事業化に向けた課題と人材育成

  • 新しい技術であるため、事業化を担う人材や施工・安全管理に関する知識がまだ不足している。
  • 新潟大学等での講座開催や、安全・施工ガイドラインに沿った人材育成の取り組みが進められており、地域企業の積極的な参入が期待される。

 

【講師プロフィール】

瀬川 浩司(せがわ ひろし)氏

東京大学名誉教授・工学博士、有機系太陽電池技術研究組合(RATO) 理事長、新潟大学客員教授
ペロブスカイト太陽電池研究の第一人者。長年にわたり次世代エネルギー材料の開発や産学連携に尽力。