新潟へようこそ

京都の祇園、東京の新橋と並び称されてきた花街、新潟古町。
200年の伝統を誇る新潟古町芸妓は、みなとまち新潟を代表する文化のひとつです。

新潟ならではの美味と歴史を味わうことのできる老舗料亭で、艶やかな着物をまとった芸妓さん達の芸をご堪能ください。

みなとまち新潟を代表する伝統文化、新潟古町芸妓

新潟古町芸妓の発祥は、約200年前の江戸時代にまで遡ります。
その頃の新潟は、北前船の拠点としてにぎわい、多くの人々が交流するまちでした。そのまちにいつしか花街が生まれ、訪れる人々を粋な芸でもてなしたのが新潟古町芸妓でした。

風情溢れる料亭が軒をつらね、日本一の米や地酒、四季折々の食材を使った料理が振る舞われる古町花街は、新潟が誇る伝統文化で、芸妓さん達はその象徴です。

受け継がれてきた新潟古町芸妓の芸

新潟市には日本舞踊の流派・市山流があります。
市山流は新潟市無形文化財の第1号で、地方に宗家があって、その地で120年以上の歴史を刻んできた流派は全国でも唯一であり、その芸術性は高く評価されています。

新潟古町芸妓は、この市山流の厳しい稽古で磨かれた踊りや、唄・三味線などの芸と美しい所作でお客様をもてなし、宴の席に和と華を添えます。

現在は、お座敷だけでなく、各種コンベンションでの舞の披露や芸妓体験会、観光ポスターのモデルや県内外でのイベント出演など、その活躍の場は広がっています。

お座敷唄のご紹介

お座敷で唄われている代表的な唄には、北前船の船頭衆により伝えられた「新潟おけさ」、新潟港の発展を願って作られた「港踊り」、昭和初期の新民謡創作ブームの時に作られた、西條八十作詞、中山晋平作曲の「四季の新潟」、3代目萬代橋の竣工記念を祝って作られた、北原白秋作詞の「新潟小唄」などがあり、「新潟小唄」には『日本海の波を越えて対岸同士仲良く発展しよう』という意味の歌詞が含まれています。

初めての方もご安心ください ~いちげんさん大歓迎~

新潟の料亭では、「一見さんお断り」ということはほとんどありませんので、初めての方でもご安心ください。

最近では女性同士やご夫婦などでのご利用も増えています。また、お座敷での特別な作法や決まりごとはありません。もし不安な点がありましたら、お気軽に料亭の仲居さんなどにお尋ねください。

お座敷では、芸妓さんが芸の披露やお座敷遊びなどで和ませてくれるだけでなく、新潟弁混じりのやさしい語り口でもてなしてくれるはずです。肩の力を抜いて、心ゆくまでお座敷をご堪能ください。