訪中雑感2 「な、何だこれは!?」

前泊の甲斐あり、ホテルからのリムジンバスで羽田空港に7分程度で難なく到着。

出発ロビーで待機していると、「北京空港混雑のため、出発が遅れる予定です」とのアナウンス。「ん~、さすが旅客数世界第2位を誇る北京首都国際空港だなぁ」と変な感心をしつつ、待つこと40分。飛行機は無事に飛び立ち、約4時間後に北京空港に着陸。

 

空港から専用バスに乗り、市内中心部のホテルへ向かう。

その途中、車窓から目に飛び込んできた光景に、思わず「な、何だこれは!?」と唸ってしまった。

街のいたるところに自転車が捨ててあるのだ。

実際には、自転車が置いてある(止めてある)のだが、どう見ても捨ててあるとしか思えない。

そう、今や中国で爆発的に拡大しているMobikeを中心とする「シェア自転車」だ。

 

細かい説明は省くが、スマホのアプリで空いている自転車を探し、自転車についているQRコードを読み取ると開錠され、支払い(決済)も自動的におこなわれる。

日本のレンタサイクルとの大きな違いは、借りる場所と返却する場所が決められていないということ。(いわゆる「乗り捨てOK」ということだから、“捨ててある”と言ってもあながち間違いではありませんね)

兎にも角にも、え?こんなところにも捨ててあるの?(しつこいようですが、実際は“置いてある”)という具合に溢れていて、お世辞にも景観上、交通安全上よろしいとは言えない状況になっています。

聞くところによると、当初最大で10社が参入していたものの、現在では3社のみが運営していてその内1社は撤退寸前。ちなみに、残る2社の自転車の色から現地では「オレンジと黄色の戦争」と言われているそうな。

環境面から脱クルマ社会を目指す方向性は理解しますが、失礼ながら、「画期的」というよりは既に「末期的」?

日本では到底同じシステムでは普及しないだろうなぁ・・・。

少々長くなりましたので、続きはまた次回。

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