訪中雑感8(最終回) 「再現!」

二日目の一大イベント「要人会見」が終わり、三日目となる11月22日には、中国・工業信息部との懇談、翌23日には、国家発展改革委員会との懇談がおこなわれた。

 

工業信息部との懇談では、中国側からの総括として、「私どもは日本側とともに、先端製造業等の分野での協力を共同で推進し、両国の産業の優位性の相互補完、Win- Win、共同の発展を促進したい」との発言があり、また、国家発展改革委員会との懇談では、日本側からの「日中両国がともに推進する様々なイノベーションの分野、或いは一帯一路を含めたグローバルな産業協力は、日中両国がともにWin- Winの経済関係を深化、拡大させるとともに、アジア、さらには世界の成長と繁栄にも貢献するものと考える。日中両国が互いに持つ強みを生かしながら連携と協力を進めたい」との総括で締めくくられた。

<工業信息部との懇談(写真上)、国家発展改革委員会との懇談(写真下)の様子。どちらも数多くの報道が詰めかけるなど、現地における注目度の高さが垣間見られた>

 

さて、今回の訪中団は、23日の国家発展改革委員会との懇談後に帰国する組と、それ以降も26日まで広東省を訪れる組に分かれることになっており、小生は帰国組として、その日で中国を離れることになった。

 

振り返って、今回、各会議の場においては、「和を以て貴しとなす」、「甘い瓜もヘタは苦く、美しいバラにもトゲがある」、「病来如山倒、病去如抽糸(病来るに山倒れるが如く、病去るに糸をひくが如し)」、「携手邁進・共創輝煌」、「互任互信」などの格言やことわざが随所に使われていた。

日中両国の関係を「遠くの親戚より近くの他人」と示すことが間々あるが、微妙な立ち位置の中にも離れがたい関係にあるのだなぁとつくづく感じた次第。

 

たった、4日間の訪中ではありましたが、貴重な経験をさせてもらったことを改めて有り難く思っている今日このごろです。

 

これまで拙いブログにお付き合いいただき誠に有り難うございました。

謝謝!再現!

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