訪中雑感6 「会見で“新潟”の名が!」

記念撮影が終わり、いよいよ李克強総理との会見である。

申し遅れたが、今回の訪中の趣旨は、「東アジアを巡る情勢が不安定化を見せる中、世界第2、第3の経済主体として、日中両国の役割はより重要なものとなっており、従来にも増して緊密な連携と相互理解が求められている。特に今年は日中国交正常化45周年、来年は日中平和友好条約締結40周年という節目に当たり、日中関係をより一層改善に導いていく」ことにある。

 

会見は上述の趣旨を念頭に終始和やかに進んだが、日本側から中国側への要請(お願い)も忘れていなかった。その中で“新潟”というフレーズが発せられたのだ。

発言をおこなったのは、日本商工会議所の三村会頭。

東日本大震災時の中国からの支援に対するお礼に続き、「しかしながら一方で、新潟、長野を含めた東北地方の食品について未だ輸入禁止措置が取られている。是非、輸入規制の緩和、撤廃をお願いしたい」と要請。さすが日商会頭である。地方のことを忘れていない。

 

感激に浸りながらも会談は予定時間を過ぎてそろそろ終わろうとしている。

最後は、榊原最高顧問(経団連会長)が「時間を超過して会見いただき感謝する」とお礼を述べたのに対し、李克強総理は「史上最大とおっしゃる訪中団に対し、史上最長の時間で応対させていただいた」と意気なコメントで応じ、大きな拍手の中で会見は終了。

 

小生が何をしたわけでもないのだが、満足感と充実感を味わいながら人民大会堂を後にしたのであった・・・。

 

このブログが好評かどうかは無視してまたまた次回に続く。

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